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11/08/2010

マネーとエナジーは?

10/30/2010

やはり、ユーロがリーダーだ

ギリシャの財政破綻はマネタリシステムの運用ミスである - チューリッヒ

マネーの公理は?

この大原理に集約される


投機は損、投資は得 - マネーの公理の大原理


そして、ユーロの

エコシステム(エコロジー+エコノミー)に対する人々の意識は高い


やはり、ユーロがリーダー、アジアがマーケット、アメリカはバックアッパーズ


20世紀の新大陸は、創世紀のバックアッパーズである - アメリカ&アマゾン





EU 通貨安競争の回避要請へ

10月30日 5時40分 twitterでつぶやく
EU=ヨーロッパ連合は2日間の日程で開かれていた首脳会議を終え、来月韓国のソウルで開かれるG20サミットを前に、中国など新興国を念頭に、自国の通貨を安値に誘導する「通貨安競争」を回避するよう、あらためて求めていくことで一致しました。
ブリュッセルで開かれていたEUの首脳会議は、29日、議長総括を採択して終了しました。この中で、来月韓国のソウルで開かれるG20サミットに向けて、EUの方針をまとめ、自国の通貨を安値に誘導する「通貨安競争」について、「短期的な競争上のメリットのため為替変動に介入するのは避けるべきだ」として、中国などの新興国を念頭に、「通貨安競争」を回避するよう、あらためて求めました。EUの対外的な代表を務めるファンロンパイ大統領は記者会見で、「G20では、ヨーロッパの経済成長や雇用に大きな影響を及ぼす世界的な不均衡や為替の問題が議題となる」と述べ、為替相場に関する議論が中心議題のひとつになるとの認識を示しました。ギリシャの財政危機をきっかけに大きく混乱したヨーロッパ経済は、ユーロ安を背景にした輸出の回復をテコに緩やかな回復を続けている実態があるだけに、EUとしては、引き続き、中国などに通貨の切り上げを促していくものとみられます。


LADY GaGa、および、Dr.パルナサスへ


第二の月は見えた、バーチャル・ムーン

第二の太陽は不確実性が高い・・・ リアル・サン


木曜日

奇跡のアート・ハーバー爆弾

***奇跡のアート・ハーバー爆弾

ガイア ボディサトバ&モネータ・コンタクト - ボディサトバとモネータとの接点


アジア アインシュタイン爆弾 - E=mc2

http://artharbour-ao.blogspot.com/2007/12/blog-post_7124.html



ヨーロッパ ゴーギャン爆弾 - Gauguin

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/03/my-answer-to-paul-gauguin.html



アフリカ オリジン爆弾 - Origin

http://artharbour-ao.blogspot.com/2007/12/from-african-children.html



北アメリカ コクレン爆弾 - Kokuren

http://artharbour-ao.blogspot.com/2007/12/blog-post_534.html



南アメリカ リオ・ギャル爆弾 - RioGal

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/02/sergio-mendes-encanto.html



オセアニア ドルフィン爆弾 - Dolphin

http://artharbour-ao.blogspot.com/2008/04/dolphin.html





***共通通貨
ガイア モネータ - Moneta


アジア アジアン - Asian
ヨーロッパ ユーロ - Euro
アフリカ アフロ - Afro
北アメリカ ドル - Dollar
南アメリカ アマゾン - Amazon
オセアニア コアラ - Koala


例1)ロシアの共通通貨はユーロとアジアン、理由:ユーラシア大陸にまたがっているから
例2)アラブの共通通貨はユーロとアジアンとアフロ、理由:砂漠の商人ムハンマドがビジネスを取り仕切るから


2.法の矛盾




コンタクト・ツールの最重要点は?


最重要ポイントは?

法を破らないこと・・・ だと思いますが・・・


法の精神 - モンテスキュー

社会契約論 ― ルソー

仏法 - 釈迦

イスラム法 - ムハンマド

span style="color: rgb(31, 73, 125); font-family: 'MS ゴシ


物理   -   生物

無機   -   有機

エコシステム
(Economy+Ecology)

数学   -   化学


数学はコントロール系

物理+生物+化学がエコロジー系


エコシステムの改善には?



物理+生物+化学が出力する情報(インプット)


炉心はガウスのエントロピーを数学的に処理(プロセス)


マネーはクレジット情報(アウトプット)


このシステムに、何らかのフィードバックシステム(規制情報、制御情報)を付加する・・・



以下は参考情報、主として、ガイアが抱える矛盾


矛盾の解決は、価値を創造する・・・




6/03/2010

大統一場経済理論の骨子 - ノーベル経済学賞の課題

制御棒は?

NY市場・・・

シティ&NYは? 男爵連合の紳士協定、ポイントは? 10000ドル

日本は? 自立していない。NYに連動して動くのみ、10000円

ドイツは? ガウスの正規分布、ユーロのカナメ、半分は東側、半分は西側

中国は? 元の為替

アラブは? オイル => NYの先物を見ていると明らか、WTI・・・ 加熱すると下がって、クールダウンすると、上がる、ポイントは? 80ドル



各国の経済学者へ・・・

さて、ガウス分布は、どの値を取るのが、エコシステムの改善にとって、最良か?

これは、ノーベル賞課題だ - スウェーデン王立アカデミーの公開評価システム






4/09/2010


大統一場経済理論の骨子

こんな感じで、どうでしょうか? モンスター・マネーのコントロール

ガイトナー財務長官、中国の経済学者、G7のご歴々


1.銀行は?

豊富なマネーをベースに、送金手数料、マネー・イクスチェンジ手数料など、両替商として機能する

マネーが動けば、収益が上がる。これには、信頼性の高いコンピュータが使われる、IBM?

IBMはシステム・ソリューション

アプリケーションは?

金融システム、クレジットシステムなど



2.投資銀行こそ、イスラム銀行である


投資銀行が企業の事業に参画する。利子はなし・・・


要するに、事業の金融・財務面を管理する。


会計士、経理担当、税理士などを投資銀行が雇用して、事業の金融面の責務を持つ。


企業サイドは投資の妥当性を投資銀行に説明して、投資銀行サイドはその投資を承認する。


そして、損益は折半する(折半の配分ルールは? アッラーの掟?)。


3.共産主義経済との整合は?


固定為替である。


つまり、為替を資本主義サイドと合意のうえ決定する。


ガイトナー財務長官は、中国の固定為替決定権を承認した。逆を言えば、中国はアメリカ財務長官の要望を聞き入れる義務が派生した。権利と義務は表裏一体である。


ガイトナーが提言したトレード、取引である。


この話が出たトキ、アジアの基軸通貨が元になったと仰天した・・・


中米の為替決定プロセスの代表がアメリカ財務長官だと言うこと。ただし、G7はアメリカ財務長官へ要望を提言できるはずである。



このトレードは、資本主義市場のアドホック性をコントロールすることを意味する。コントロールに際しては、金融経済のアナリストが専門的に分析して行われるはず。そして、最終的な決定権を中国が有する・・・



こういう意味で、大統一場金融経済理論が成立するはずである・・・



アドホック性の高い資本主義市場、計画経済的な共産主義市場、砂漠の商人の投資


これらがうまく融合すれば、世界経済の発展に繋がるはずである・・・



2/22/2010


大統一場経済理論

市場経済システム、計画経済システム、イスラム経済システムを融合して

適切な経済システム=大統一場経済システムを構築する。

アイテム

1.利子を禁じる(イスラム系を取り入れる) ・・・砂漠の商人ムハンマド

2.相続を禁じる(資産や金は一代限りしかストックできない) ・・・アメリカンの自主独立哲学(ウォーレン・バフェット)

3.マネーゲームを禁じる(ロスの生産システムを禁じる) ・・・計画経済(マルクス)?




資本主義経済、共産主義経済、イスラム経済の影響度は?


人口比、つまり、胃袋の比(リアル) 3:2:1


人頭比、つまり、頭脳の比(バーチャル) 3:2:1


これを機会均等のベースにする・・・



イスラムの原点は砂漠の商人、よって、以下のような形で、イスラムの影響を組み込む

例1)ロシアの共通通貨はユーロとアジアン、理由:ユーラシア大陸にまたがっているから


例2)アラブの共通通貨はユーロとアジアンとアフロ、理由:砂漠の商人ムハンマドがビジネスを取り仕切るから


今や、産業は、

情報産業、モノ産業、インフラの三層構造になった・・・


情報貿易の輸出と輸入の自由化は公正である - 死神女神&Dr.パルナサス

モノ産業の輸出と輸入の自由化は公正である


そして、日本は大きな財政赤字を抱えている

それぞれの産業の目標は貿易黒字化である


日本は先進国なので、情報産業が果たすべきミッションは大きい

情報産業がモノ産業をリードして、コントロールすることをお忘れなく

情報産業の黒字化の壁は高いが、その壁を超えることなくして、日本の再生はあり得ない・・・



金融経済システムに関するグローバルコンセプトは?

マネーはもはや、情報である、クレジットである - モネータ&アッラー



私たちは使用人よ - 王政


私たちの、私の取り分は正当よ - ケインズ


資本が払うのは、労働に対する報酬だ - マルクス


商いは神聖です - モネータ&アッラー


三菱には高く売れますよ、ひまわりは - 餓鬼



炉心は?


ガウスのエントロピー  数学モデル(バーチャル、セオリー)


エントロピーの法則こそ、熱力学の根本


エントロピー\ln\left(\sigma\sqrt{2\,\pi\,e}\right)


お銚子悶+魔の月 経済モデル(リアル、経済指標のフィードバック)


性差のアパルトヘイト・・・

これはグローバルで共通の問題のようだ・・・男主導の世界から、人主導の世界へ・・・

ホモ・サピエンス

=> ミュータント・アンドロイド or ヒューマノイド・アンドロイド?


公私について

公、つまり、社会的な仕事に性差なし、能力で評価する。

私、つまり、ひとそれぞれ・・・

いずれにしても、人権尊重こそ、キーワード、ヒューマニズム、人道主義じゃないのかな?


性差のアパルトヘイトを打破する - 神&人

必ず、ここへ戻る・・・

人はオスかメスか? それとも、人か?

まずは、人である。違う人手を挙げて?


性差、年齢差、民族差、眼の色の差、肌の色の差、国籍の差・・・

差があるのが当たり前・・・

だが、あなたは人である・・・ コスモポリタン=宇宙人

ですよね?

5/26/2010

空転金融原子炉 - 第二の月

第2段階はベンゼン環である・・・


変なベンゼン環を発見した、笑い


まるで、第二の月のモデルのようだ・・・


くるくる変わるのだが、果たして機能するか?






PDBデータ3dxrPQSによる6量体(Chain A・B×3)

これらの例のように,データはあちこちに散在しているのであるが,Chime版ながらその大多数を収載しているのが以下のページである。冒頭のProteopediaには遠く及ばないが,現在『足したり引いたり』した1538データを収録しているおり,ボタンで多彩な表示ができるので教材としてご利用いただきたい。腕に覚えにある方にJmol利用のwiki版にしていただけるとありがたいのだけれど。


http://d.hatena.ne.jp/ecochem/20090411



三モネータ出現(順不同、三角回転系)

1.エルミタージュの女帝・エカテリーナ



後見人、メルケル&プーチン





注)

エカテリーナ2世は、晩年まで数百ともいわれる男性愛人を抱え、夜ごと男を変えて寝室をともにしたとする伝説もある。
100人というのは誇張で本当は10人や21人といわれている。
エカテリーナ2世の旦那はピョートル3世。



2.シャングリラの巫女・ヤンリーピン


後見人、胡錦涛&温家宝







3.アメリカの自由の女神



後見人、オバマ&ヒラリー




すげえな~~~


///第二の月の炉心について


実体経済をアップする、主に、貧困対策などの格差是正・・・



くりから、くりから、くりから、、、

音はこれだ、笑い


ど真ん中の鼓動だから・・・

周辺はダイナミック、炉心は? シンプル・・・

エントロピーの式の音です・・・ 炉心

周りが、まずは?

US$、元、ユーロ

アメリカンスピリッツ、ヘイロー

アジアンビート、シャングリラ

ユーロフロー、ドナウ川

それで、マネーが紡がれる?


へいろ~、へいろ~、へいろ~、、、


くりから、くりから、くりから、、、


ぶる~、ぶる~、ぶる~、、、


これで、空転金融原子炉が回る?


炉心はガウスのエントロピー

初めに光ありき、ヘイロー、次に、桃源郷ありき、ピンキー、最後に、月がブルーの涙を流す・・・ そして、また、光が・・・

とりあえず、こんな感じじゃないの? 第二の月は?


共通通貨アジアンの行くへは?


共産圏 => 元


資本圏 => US$


ボディサトバとは? 菩薩の象徴です。民を救済するもの。たとえば、ダライラマやマザーテレサのことです

モネータとは、ローマのマネーの女神。忠告をする女神です・・・


【菩薩】ぼさつ (梵 bodhisattva 覚有情) 自利・他利を求める修行者

モネータ [Moneta]◇ローマ
「忠告女」の意であり、ユノーの呼称の一つ。
カピトリウム丘北頂にあった彼女の神殿で
「ユノ・モネータ・レギーナ」という名で祭られていた。
その神殿は後に貨幣鋳造所となり、
モネータはそこを意味するようになった。
英語のmoney、仏語のmonnaire等の語源である。


目的は? 世界の金融システムの安定稼働である・・・

なお、一般的な意味では、バーチャルマシンである・・・


マネーを紡ぐ月である・・・

空転金融原子炉のイメージは?


第二の月である


第1段階

アメリカ、アジア、ユーロと炉心で稼働する。

正三角形の頂点に各地域のコントロールを行う機能が実現されている。

三角形の中に円がある。

円の機能こそ、これである・・・

ボディサトバ&モネータ・コンタクト

そして、第一段階では、月の色は三原色で合成される。その色模様が経済の状況を示す


第2段階は

二重丸である。外側の丸に六大陸の機能がある

中の丸は同じ機能である。つまり、

ボディサトバ&モネータ・コンタクト

一般的な意味での動作モードを音で示す・・・

炉心は?


ガウスのエントロピー  数学モデル(バーチャル、セオリー)


エントロピーの法則こそ、熱力学の根本




エントロピー\ln\left(\sigma\sqrt{2\,\pi\,e}\right)

お銚子悶+魔の月 経済モデル(リアル、経済指標のフィードバック)


性差のアパルトヘイト・・・

これはグローバルで共通の問題のようだ・・・男主導の世界から、人主導の世界へ・・・

ホモ・サピエンス

=> ミュータント・アンドロイド or ヒューマノイド・アンドロイド?


公私について

公、つまり、社会的な仕事に性差なし、能力で評価する。

私、つまり、ひとそれぞれ・・・

いずれにしても、人権尊重こそ、キーワード、ヒューマニズム、人道主義じゃないのかな?


性差のアパルトヘイトを打破する - 神&人

必ず、ここへ戻る・・・

人はオスかメスか? それとも、人か?

まずは、人である。違う人手を挙げて?


性差、年齢差、民族差、眼の色の差、肌の色の差、国籍の差・・・

差があるのが当たり前・・・

だが、あなたは人である・・・ コスモポリタン=宇宙人

ですよね?

バーチャル・リアリティ、リアル・バーチャリティ、光速ワープ、どろろんぱっ


リアル・バーチャリティ、バーチャル・リアリティ、光速ワープ、どろろんぱっ
紡いだマネーの例は? モネータ印 グローバルマネー




アメリカ、アジア、ユーロと炉心で稼働する。


ソーラーシステム&ガイア・ビオトープ 夢の発電システム => 第二の太陽





何が一番問題か?

エネルギー資源です・・・

そのキーは? 電気分解

洋上風力発電・核融合発電システム - 九州大学&ITER


洋上風力発電 => 電気分解 => 重水素の抽出 => 核融合炉 => 電気




フロントエンドシステム




9/10/2008

洋上発電

島国ニッポンにとって、洋上発電はカギ。島国イギリスにとっても、同様?

九州大学・洋上発電

http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/electoric/electoric_hybrid01.htm

Aoyagi YoSuKe

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(出典)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080905/169714/

英国の洋上風力発電が着実に伸びている。今年末にはこれまで洋上風力をリードしてきたデンマークを抜き、世界最大の洋上風力大国になりそうだ。昨年夏に洋上で稼働し始めた世界最大の5000kW風車も順調だ。

(文/金子憲治=日経エコロジー)

英国では現在、定格出力で40万kWの洋上風力発電設備が稼働しており、さらに40万kWが建設中だ。

加えて、スコットランド沖を中心に、1件で100万kW規模の大型洋上風力開発プロジェクトが15件以上動いており、今年はさらに11の海域で洋上風力開発が認可された。2015年以降、こうした巨大プロジェクトが続々と立ち上がる見込みで、2020年までに全部で300万kW以上の洋上風力発電が稼働する計画だ。これが実現すると、原子力発電所3基分に相当する巨大な規模になる。

英北部スコットランド沖は欧州における洋上風力発電の潜在的な開発余地の25%が集中しているとされ、近い将来、風力開発のメッカになるのは確実。既に英国は今年中にデンマークを抜いて、世界最大の洋上風力発電能力を備えることになる。

英国は2020年までに1次エネルギーに占める自然エネルギーの割合を18% にする目標を掲げる。英国の中でもスコットランド政府は、同年までに自然エネルギーの割合を50%に高める挑戦的な目標を掲げている。自然エネルギーの中で最も期待が高いのが洋上風力発電だ。

洋上風力の開発案件が続々と動き出している背景には、技術的、制度的に追い風が吹いているからだ。

技術的に明るい話題は、昨年夏にスコットランドの沖合25kmに設置した1基で5000kWを出力する世界最大の風車が1年間、順調に動いていること。風力発電設備のさらなる巨大化も見え始め、経済性が一層高まる道が見えてきた。既に6000kWや7500kWの大型風車を設置する計画も進んでいるという。




バックエンドシステム


ITERは新エネルギー開発の超大型国際プロジェクトです。
 「ITER」は、国際熱核融合実験炉の意で、イーターと読みます。 ITER計画は、平和目的の核融合エネルギーが科学技術的に成立することを実証する為に、人類初の核融合実験炉を実現しようとする超大型国際プロジェクトです、ラテン語の道や旅という意味も兼ねる「ITER」には、核融合実用化への道・地球のための国際協力への道という願いが込められています。
 ITER計画は、2018年頃の運転開始を目指し、日本・欧州連合(EU)・ロシア・米国・韓国・中国・インドの七極により進められています。



http://www.naka.jaea.go.jp/ITER/


核融合とは

核融合とは、21世紀半ばの実用化を目標に世界的に開発が進んでいる新しいエネルギーです。最近ナトリウム漏れを起して皮肉な形で有名になってしまった「高速増殖炉」と「核融合炉」を混同している方も時々いらっしゃるのですが、これらはまったく別のもの。太陽はもちろん、宇宙に輝くすべての天体は、水素、ヘリウムなどの核融合エネルギーで輝いています。核融合炉は、現在の原子炉のような高レベル核廃棄物を出さない人類究極のエネルギー源。核融合炉ができれば、核拡散問題からも、使用済み核燃料からの高レベル放射性廃棄物からも、開放されるでしょう。但し実用化にはまだまだ時間がかかります。しかし、「地上に太陽を!」という夢は、きっといつか実現するでしょう。

高速増殖炉は核分裂炉



高速増殖炉は、今動いている原子力発電炉と同様、核分裂を使う原子炉で、プルトニウムが燃料。まもなく実用化されるレベルにあります。核分裂では、分裂後は色々な元素ができます。何が出来るか分からないところが欠点です。つまり、その中には強い放射性の元素もあります。ウランやプルトニウムに中性子が当たると超ウラン元素というものもできます。これも非常に強い放射性元素です。これらが使用済核燃料からの高レベル放射性廃棄物となり、長期(数万年)に渡る安全な管理が必要になります。








現在の原子炉は極めて安全に設計されており、核分裂を用いた原子炉そのものは決して危険ではありません。そして、核分裂エネルギーは、もし核融合炉が実現しないなら、人類のエネルギー源として必須です。しかし、核分裂を使えば、上記高レベル廃棄物が大量に発生し、その管理を将来世代に押し付けることになるは避けられません。この問題のブレークスルーとなりうるのが核融合炉なのです。


核融合炉の燃料は、ウランでもプルトニウムでもなく、水素です。反応そのものは太陽の中で熱を出している現象と同じなのです。
核分裂の時と異なり、核融合でできるものは決まっていて、安全なヘリウムです。風船に使われるあれです。中性子も出るので、炉心内部は放射化されますが、これは開発中の低放射化材料で解決するはずです。つまり、核分裂では反応そのものが高レベルの放射化物を作ってしまいますが、核融合はそうではありません。
発生する中性子の処理さえ工夫すれば、放射性廃棄物のレベルは大きく下げられるのです。通常のステンレスで核融合炉を作った場合にはかなり高いレベルの放射化物ができます。この点を核融合の致命的欠点かのように誇張して反対されることがあるのですが、それは不合理な見解です。初代の飛行機が木製だったのを取り上げて、耐久性がないことを致命的と指摘しているようなものといえます。材料の開発は時間がかかりますが、低放射化材料はすでに開発中で、照射試験を繰り返しています。核融合炉が実現するまでには必ずできるのです。そのようにスケジュールが組まれています。




















核融合の燃料、重水素(普通の水素の2倍の重さの水素)は海の中に無尽蔵です。初代の核融合炉は三重水素も使いますがこれはリチウムから核融合炉の中で自己生産します。携帯電話の電池でもお馴染みのあのリチウムです。リチウムは、当面はリチウム鉱として十分な量がありますし、海の中には無尽蔵です。だから核融合炉の燃料はすべて海にあるのです。資源に乏しく、海に囲まれた日本において核融合炉が特に期待されるのはこのためです。 海水から重水素を取り出すのに非常に大きなエネルギー(主に電気分解ということらしい)が必要であるとか、取り出すよい方法がない、などとおっしゃる方がいらっしゃいます。これは完全な誤りです。海水からの重水素製造はとうの昔に工業化されており、その分離にエネルギーはほとんど必要ないのです。もちろん水を電気分解などはしません。化学反応の反応速度の差を利用します。リチウムの回収に関してもすでに技術は存在しております。ただし、鉱山からのリチウムの2倍程度のコストがかかると思われるので、鉱山からのリチウムがなくなるまでは誰も今すぐ工業化しようとは思わないだけです。なお、核融合の燃料費は安く、運転費全体で大きな割合を占めないので、もしリチウムの価格が2倍になっても、発電コストにはほとんど関係ありません。









すなわち、核融合炉が完成すれば、プルトニウムの核拡散問題や、高レベル放射性廃棄物から開放されます。地球温暖化の原因となるCO2も発電中に発生しません。太陽光発電などの自然エネルギーはもちろん期待されますが、それだけでは天候などによる変動が大きすぎます。それらと核融合との組み合わせで21世紀の電力を供給するのが理想の姿であろうと考えます。
核融合といえども核エネルギーなので嫌う方もいらっしゃいます。そんなものを使うより節電を考えよとも言われます。しかし、われわれが節電するのは当然としても、今後の発展途上国の高度化によりエネルギー消費が爆発的に増えることは絶対に避けられず、現状技術だけでは、エネルギー不足か、CO2による地球温暖化か、高レベル核廃棄物の大量蓄積か、のどれかがわれわれを襲ってくることからは逃げられないのです。未来に責任を持つためには、なにか新技術が必要なのではないでしょうか。われわれはなにかするべきです。

核融合は、もはや単なる夢ではありません。50~60万kWという中型火力発電所並みの熱出力をもつ実験炉ITER(International Thermo Nuclear Reactor)を世界的な協力体制で数年以内に建設を開始しようとしています。発電の基礎試験も可能です。5000億円といわれる建設費の分担について、日本、米国、EU、ロシアに最近参加した中国と韓国を加えて、国際交渉が行われ、建設地をフランス・カダラッシュに決定し、建設を開始しようとしています。
ITERの鳥瞰図(核融合学会誌Iより)

第一世代の核融合炉は、燃料に放射性物質であるトリチウムを使用するので、核分裂炉からの核廃棄物よりは遥かにましとはいうものの、完全なクリーンエネルギーとまでは言えません。また実験炉であるITERにおいては、低放射化材料の建設許認可に関連するデータがまだ不充分であることから、通常のステンレスが選択されました。したがって、ITERの放射性廃棄物は、通常の原子炉とあまり変わらぬほど出てしまうといわれます。これは事実なのですが、決して核融合炉の不可避な性質なのではないのです。次のデモ炉においては必ず低放射化材をつかうことになります。また、核融合は、その将来においては、燃料を変えていくことで完全に放射能と縁が切れ、真のクリーンエネルギーとなる可能性もあります。そして、その実現にはまず第一世代の炉を建設しなければなりません。それゆえ、実験炉ITERの建設と成功が今もっとも重要なのです。



なお、ここで述べた見解は、開発スケジュールなどの明らかな事実を除き、あくまで私個人の見解であることを申し添えておきます。また、核融合炉はまだ開発途上であり、核融合や太陽光発電があるから核分裂原子炉はもう必要がない、などと考えるのは現実的ではありません。しかし、未来に希望の光はあるということです。
2005-7-20、ITER交渉の結果を反映して加筆修正

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