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12/28/2010

必見!

天神さまのお参りを兼ねて、行こう


http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s22.html



「ぼくは100年後の人々にも、
 生きているかの如く見える肖像画を描いてみたい」
 オーヴェール=シュル=オワーズで亡くなる一カ月あまり前、ファン・ゴッホは妹のウィレミーナに宛ててこのように書きました。100年後を生きる人々の心にも届く作品を残したい─そのファン・ゴッホの望みは見事に叶えられ、没後120年を経た今もなお私たちの心を揺さぶり続けています。
 2010年はフィンセント・ファン・ゴッホ(1853─1890)が没して120年目にあたります。今回のゴッホ展では、オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館という2大コレクションの全面協力のもと、ゴッホの油彩画36点、版画・素描32点と、ゴッホに影響を与えたモネ、ロートレック、スーラなどの油彩画等を含めた122点の作品によってファン・ゴッホ芸術の誕生の謎に迫ります。どうぞご期待ください。
会期
平成23年1月1日(土・元日)〜2月13日(日)
休館日
1月17日(月)・1月31日(月)
会場
九州国立博物館 3階 特別展示室
開館時間
午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一 般 1,500円(1,300円)
高大生 1,000円(800円)
小中生 600円(400円)
*( )内は前売りおよび団体料金(20名以上の場合)です。
*上記料金で九州国立博物館「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。
*障がい者等とその介護者1名は無料です。展示室入口にて、障害者手帳等をご提示ください。
*満65歳以上の方は前売り一般料金でご入場いただけます。チケット購入の際に年齢が分かるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
*キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。チケット購入の際に学生証、教職員証等をご提示ください。
主催
九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、TNCテレビ西日本、TVQ九州放送
共催
(財)九州国立博物館振興財団、STSサガテレビ、KTNテレビ長崎、TKUテレビ熊本
後援
オランダ王国大使館、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市教育委員会、北九州市教育委員会、太宰府市、西日本リビング新聞社、crossfm、FMFUKUOKA、LOVEFM、天神エフエム、九州旅客鉄道、NEXCO西日本九州支社、(社)日本自動車連盟福岡支部、福岡県私学協会、福岡商工会議所、(社)福岡市タクシー協会、太宰府市商工会、太宰府観光協会、(社)日本旅行業協会九州支部、九州日仏学館、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル
特別協賛
第一生命保険、損保ジャパン
協賛
味の明太子ふくや、西日本鉄道、日本写真印刷、(財)福岡文化財団
企画協力
ファン・ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館
特別協力
太宰府天満宮、積水ハウス、竹中工務店
協力
九州大学、西鉄旅行、日本通運、セコム、エールフランス航空、KLMオランダ航空
前売券発売場所
西鉄旅行各支店、 ローソンチケット(Lコード:82480)、 チケットぴあ(Pコード:764-291)、 セブン-イレブン(セブンコード:005-424)、 JTB各店舗、 ゴッホ展ホームページオンラインチケット、 ほか主要プレイガイド、 ファミリーマート
お問い合わせ
050-5542-8600(NTTハローダイヤル午前8時〜午後10時)
ごあいさつ
 このたび、九州国立博物館開館5周年を記念し、「没後120年ゴッホ展」を開催いたします。本展は、同館で開かれる初めての西洋絵画展覧会となります。
 2010年(平成22年)は、「炎の画家」として世界的に著名なフィンセント・ファン・ゴッホ(1853−1890年)が没して120年目にあたります。
 生前はたった一枚の絵画しか売れなかったゴッホの作品は、亡くなって120年を経た今も情熱的な激しい筆遣いと鮮やかな色彩で、私たちの心を捉えて離しません。ゴッホの劇的な生涯とともに、初期から晩年までの作品を一堂に紹介することで、ゴッホの作品がどのように変化していったのかを示し、日本人のゴッホに対する理解をより深めたいと考えます。ゴッホは浮世絵などの影響で強くあこがれた日本に一度も来ることはかないませんでしたが、今回、作品を通して日本でゴッホを紹介する機会を創出することで、ゴッホの思いにこたえることができればと願います。
 本展では、オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館のコレクションから、日本初公開を含め、選び抜かれたゴッホの油彩画36点、版画・素描32点と、ゴッホに絵画技法の基礎を手ほどきしたハーグ派のアントン・モーヴや、パリ時代に出会いゴッホに影響を与えたクロード・モネ、トゥルーズ=ロートレック、ジョルジュ・スーラなど同時代の作家の油彩画30点などを含めた122点を一堂に展示します。
 最後に、本展開催にあたり貴重な作品をご出品いただきましたオランダのファン・ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館をはじめ、国内外の所蔵者の方々、またご協賛ご協力を賜りました関係各位に深く感謝申し上げます。
主催者
Message メッセージ
 ファン・ゴッホは生涯を通じて、作品の様式や技法について熱心に探求を繰り返しました。彼は懸命に仕事をし、かつ創意に溢れていましたが、その才能が花開くにつれて、自分が抱く芸術的な効果を生み出すために、素材や技法を充分に利用することができるようになりました。彼は解剖学や遠近法、そして色彩理論などを学びましたが、理想とする芸術を達成するためには、それらが基礎になるということをよく知っていました。
 芸術家として成長する過程で、ファン・ゴッホは他の芸術家たちから多くのことを学びました。その中には、ラッパルト、モーヴ、ロートレック、シニャック、ゴーギャンなどのように個人的に親しくなった芸術家もいましたが、フランス・ハルスのような古典的巨匠や、ドラクロワのような19世紀の著名な画家が用いた技法や考え方については本で読んだり、美術館や公共の場所に展示されている作品を見て学びました。
 今回の展覧会とカタログでは、ファン・ゴッホが自らの様式と技法を発展させる上で参考にした考え方や手段についての概略を示すことと、その過程で影響を受けた芸術家たちについて考察することを目的としています。展示される作品は必ずしもファン・ゴッホが知っていた作品とは限りませんが、彼が親しくしていた当時の芸術家たちのさまざまな創作方法について理解するよい手がかりとなるでしょう。同様にファン・ゴッホが読んでいた本や、パースペクティヴ・フレームのような、彼が使っていた道具や材料も展示されます。
 さらに、X線写真や赤外線反射装置などを使って絵画技法の解析を行なう、といった専門的な調査の一端も本展では紹介されます。
 日本の鑑賞者にとって、今回の展覧会は、ファン・ゴッホが、いかにして自らの技法と様式を発展させ創作を行なったかについて知る絶好の機会となるでしょう。ファン・ゴッホと同時代の重要な画家について、このような方法によって日本で紹介された例はこれまでほとんどありませんでした。
シラール・ファン・ヒューフテン(本展監修者)

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