AH Kyushu 検索

カスタム検索

12/28/2010

小幡美恵子さん

転身したようだ・・・

面白い・・・

この人は理科大出身で優秀です・・・

だって、この本を出版した



・分子整合医学


『栄養革命』分子整合医学 A・ホッファー&M・ウォーカー 小幡美恵子訳




もしかしたら、この本は西洋医学と東洋医学の薬学的な架け橋になるかも?




---Wikipedia


ライナス・カール・ポーリング(Linus Carl Pauling, 1901年2月28日 – 1994年8月19日)は、アメリカ合衆国の量子化学者、生化学者。彼自身は結晶学者、分子生物学者、医療研究者とも自称していた。20世紀における最も重要な化学者として広く認められている。量子力学を化学に応用した先駆者であり(原理上、量子力学は化学と分子生物学の全情報を記述出来る)、化学結合の本性を記述した業績により1954年にノーベル化学賞を受賞した。また、結晶構造決定やタンパク質構造決定に重要な業績を残し、分子生物学の祖の一人とされる。ワトソンとクリックが1953年にDNAの超微細構造である「二重らせん」を発見した時に、ポーリングはほぼそれに近い形を発見していた。多方面に渡る研究者としても有名で、量子力学と分子生物学に加え、無機化学、有機化学、金属学、免疫学、麻酔学、心理学、弁論術、放射性崩壊、原水爆戦争の影響などを究めた。



小幡美恵子 おばたみえこ
実務翻訳家。科学技術翻訳士。東京理科大学薬学部卒。外資系企業の医薬品研究開発部勤務を経て、独立。現在は医療関係、業界紙記事など、主にメディカル分野の翻訳を手がける。訳書に『栄養革命』(分子栄養学研究所出版部)などがある。フェロー・アカデミーの講師も務める。




オンライン翻訳学校<<トップへ
 
Presented by 翻訳事典シリーズ
解説 小幡美恵子
 メディカル翻訳講座 
 体系化された専門知識を利用して適切な訳文を組み立てる 
 小幡美恵子 
 
 メディカル分野には長年にわたって蓄積された知識体系がある。インターネットなどを駆使して、この知識体系を最大限に活用することが先決となる。そして、専門用語を的確に押さえながら、こなれた日本文に仕上げることが翻訳者の腕の見せどころだ。 
 
 メディカル翻訳とは?
 一口にメディカル翻訳と言っても、その範囲の広さ、奥の深さには計り知れないものがあります。そして、実際に仕事で接するのはその氷山の一角の、そのまたほんの一角であるのは言うまでもありません。この氷山は長い歴史に裏打ちされた、しかも見事に体系化された巨大な山なのです。ですからコンピュータなどの先端分野とは違って、リサーチするにはこと欠かないというのがメディカル分野の翻訳における一番の利点といえるでしょう。
最近では最強の武器、インターネットをパートナーにして仕事をこなしていくのが一般の翻訳者のスタイルになってきました。しかし、機械はあくまで情報を提供してくれるだけのものです。intelligent ではあるけれど、intellectual では決してありません。この intellectual な部分を担当するのがヒトの頭脳ということでしょう。情報に国境はないと言っても、異文化を背景とする二つの言語には厚くて高い壁が存在しているのは歴然としています。そして、この壁を完全に取っ払うのが翻訳者の使命です。
原文の読者が理解した内容とまったく同じ内容を訳文の読者に伝える。原文を読むときは原語の論理で理解し、訳文を書くときは(英日ならば)日本語の論理で表現する。もちろんこれはどの分野にも共通の、当然のルールであり、また、よい翻訳を目指す者の一生の課題でしょう。頭の中のチャンネルを切り替える操作をすればいいだけのことですが、ヒトの回路もときには混線してしまうことがあります。
 
■ 原文を読み込むときの心構え
 そこでまず、「原文を読む」段階での心構えについて考えてみましょう。一読した後、「意味はわかるけれどうまく訳せない」という初心者が圧倒的に多いようです。しかし、多くの場合、実は意味がわかっていないのです。これは、これから訳す領域についての概念が理解されていないからだと思います。医学分野は細分化されており、それぞれの領域にはそれぞれの常識があるので、この点を念頭に置いて読むことをおすすめします。翻訳に取りかかる前にその領域の日本語の文書を通読するなど、ウォーミングアップをするのも大いに役立つでしょう。さらに、大事なことは、自分は何がわかっていないのかを突き止め、自分の弱点を冷静に分析することです(敵を知り己を知らなければ戦えません)。そうすれば誤った解釈、すなわち誤訳はいくらか防ぐことができるでしょう。
翻訳者はその領域を掘り下げる専門家ではないのですから、原文の内容を徹底的に調べ上げる必要はまったくありませんが、氷山の海水に浸っている部分を意識し、感じながら訳していくと好奇心が高まり、おのずと仕事が楽しくなってきます。そして、いつのまにか常に「調べもの」をしている自分に気がつくでしょう。
話が抽象的に展開してしまいました。では、次にいくつか具体例を挙げて検討してみましょう。
 
 
 

0 件のコメント: