宮崎県知事選 河野氏が初当選
12月26日 23時34分任期満了に伴う宮崎県知事選挙は、26日に投票が行われ、無所属の新人で元宮崎県副知事の河野俊嗣氏が初めての当選を果たしました。
宮崎県知事選挙の開票結果です。▽河野俊嗣(無・新)当選、29万3579票。▽中馬章一(無・新)5万7574票。▽宮本大善(無・新)1万2658票。▽津島忠勝(共・新)1万1424票。元宮崎県副知事の河野氏が、県の元商工観光労働部長の中馬氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。河野氏は46歳。昭和63年に当時の自治省に入り、宮崎県の総務部長を経て、平成19年から東国原知事の下で副知事を務め、東国原知事が1期で退任することを表明したのを受けて立候補しました。選挙戦で河野氏は、入札制度の改革など「しがらみのない県政の実現」を目指した東国原知事の路線を継承する考えを示す一方で、業界団体や県の職員との対話を重視する姿勢も強調し、口てい疫からの復興や地域の景気雇用対策に重点的に取り組むと訴えました。そして、協力や支援を表明した民主・自民・公明の各党の支持層に加え、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集め、初めての当選を果たしました。投票率は、40.82%で過去最低となりました。河野俊嗣氏は「感無量だ。これまでの県政を引き継いで、口てい疫からの復興などの政策に取り組むと訴えたことが県民から評価していただいたのだと思う。口てい疫で傷を負った経済の回復などに全力で取り組みたい」と述べました。宮崎県の東国原知事は、事実上の後継者として支援した河野氏が当選を確実にしたことについて、「河野さんが副知事として支えてくれたおかげで、私も4年間、県政を運営できた。河野さんは安心して宮崎県を預けられる人物で、これから口てい疫の復興や景気雇用対策などの課題に果敢に取り組んでほしい」と述べました。
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