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鳥はわが家の動物の一部にすぎなくて、犬、猫、馬、モルモット、うさぎ、アライグマ、スナネズミ、ハムスター、亀、カメレオン、ヘビ、フグなどもいた。子どもながら熱心に動物を可愛がって面倒を見たが、後に自分自身の子どもが生まれたときと同じ気持ちだった。動物の子どもだろうが自分の子どもだろうが、安全で快適にしてあげて立派に育てあげようという気持ちでいっぱいだった。
動物との体験は人の成長にとって大きな意味があると確信している。私は生き物の世話をする責任を動物たちに教えられた。アオカケスの子どもを注意深く手に包み込んで、暖めていっしょに寝たのを思い出す。命がどのように育まれるかを動物が教えてくれた。卵の中でひよこが育つ様子を観察したときには、大きな畏敬の念に打たれた。顕微鏡のスライドと油を使ってのぞき窓を作り、母といっしょになって孵卵器で育つ卵を観察した。動物は死についても教えてくれた。遅かれ早かれ死は訪れるが、ペットが死ぬか姿を消して取り乱したとしても、私は立ち直れるようになった。
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AO
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